「子どもにお金の話、いつから始めたらいいんだろう?」と悩んでいませんか。
わが家には小3・中1・中3の3姉妹がいます。長女が小学校に上がるころ、初めてお小遣いの話をしてみたのですが——正直、最初は大失敗でした。「渡せばなんとかなる」と思っていたわたしが甘かった。
今日はその失敗の話と、試行錯誤の末にたどり着いた「うまくいった3つの工夫」をお伝えします。正解ではなく、「うちはこうしています」という一例として読んでもらえると嬉しいです。
- ✓お金の教育を始めるのに「早すぎる」年齢はないこと
- ✓わが家の「最初の失敗」とその原因
- ✓今もうまく続いている3つの工夫
- ✓今日からできる「最初の一歩」
元ケアマネとして働いていたころ、わたしは老後のお金に困る方を何人も見てきました。「年金だけじゃ生活が成り立たない。貯金もないし…」という言葉を何度聞いたことか。だからこそ、わが子には早いうちからお金と向き合ってほしいと思っています。
専門家によると、お金の概念は4〜5歳ごろから少しずつ理解できるようになるそう。完璧に理解できなくても、「お金を使ったらなくなる」「働いたらお金がもらえる」という感覚を体験させることが大切です。
「まだ早い」と後回しにすることの方が、実はもったいないとわたしは感じています。小さいうちの失敗は金額が少ない分、取り返しがつく。それが一番の理由です。
長女が小1のとき、いきなり「月500円のお小遣い制」を始めました。でも1週間でほぼ全額お菓子に消え、月末には「お金がない〜」と泣く始末。
わたしが間違えたのは、ルールだけ作って「使い方の練習」をさせなかったこと。お金を渡す前に「何に使うか考える」「記録する」という習慣づけが必要だったんです。
「渡しておけば自然と学ぶだろう」は幻想でした。子どもは教えないと、目の前の楽しさに全部使ってしまいます。それは当たり前のことで、長女を責める気持ちは全くありません。準備が足りなかったのはわたしの方でした。
「お金を渡すこと」と「お金の使い方を教えること」は、
まったく別のことだった。
失敗を経て、少しずつ形になってきた工夫が3つあります。どれも難しいことは何もなく、今日からすぐ始められるものばかりです。
- 1お小遣い帳をつける(シンプルでOK)
- 2「今月のお小遣いリスト」を一緒に書く
- 3失敗しても責めず、「次はどうする?」と話し合う
100円ショップのノートに「もらった」「つかった」「のこり」の3列だけ書きます。難しい家計簿は必要ありません。字が書けない年齢なら、親と一緒にシールで記録するだけでも十分。
大事なのは「見える化」すること。残り金額が目に見えると、子ども自身が「もうあとこれだけしかない」と実感できるようになります。末っ子は最初こそイヤがっていましたが、自分で書いた数字を見て「もう少しで1000円貯まる!」と喜ぶようになりました。
「お小遣いをもらったら何に使う?」を月初めに一緒に考えます。使う分・貯める分・誰かへのプレゼント代……と、自分で分けて書く練習です。
衝動買いを防ぐために、「欲しいものは1週間後にまだ欲しかったら買う」というルールも加えました。次女はこれで「やっぱりいらなかった」と気づくことが増え、こつこつ貯金する楽しさを覚えてきました。「予算内でやりくりする」感覚は、大人になってからの家計管理に直結すると感じています。
使いすぎてしまっても叱らず、「次はどうしようか」と一緒に考えます。お金の失敗は子どものうちにしておくほど、学びが大きい。金額が少ない今だからこそ、安全に失敗できます。
責めてしまうと「お金の話=怖いこと」になって、相談してくれなくなる。それが一番困ると思っています。失敗したときこそ「話してくれてよかった」と伝えるようにしています。
お金の教育に「完璧な正解」はありません。でも「早く始めること」と「失敗を怒らないこと」だけは、3年間やってきてはっきり言えます。
- お金の話は4〜5歳から始めてOK。早すぎることはない
- 「渡すだけ」では育たない。使い方の練習が必要
- お小遣い帳で「見える化」するだけで子どもは変わる
- 月初めに「今月のリスト」を一緒に書くと計画力がつく
- 失敗を怒らず「次はどうする?」と話し合うことが最大のコツ
まずは今日から、お子さんと一緒に「100円でできること」を考えてみませんか?小さな一歩が、将来大きな差になると信じています。

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