- ✓「お金がない」のに高いものを買い続ける4つの理由
- ✓経済的自由は「収入を増やす」より先にやることがある
- ✓わが家が実践した固定費削減の具体的な中身
- ✓節約とは「我慢」ではなく「気づくこと」だという考え方
「ねえ、今月もお金カツカツでほんとキツい。給料上がらないし、もうやってらんない〜」
そうぼやいていた知人が、その直後に1,800円のランチを迷いなく注文していました。
……え、さっきお金ないって言ってたよね?
内心そう思いながら、私はスーパーで買ってきた298円のおにぎりセットをひっそりと広げていました(笑)。
こういう場面、あなたの周りにもありませんか?
- ・「お金がない」と言いながら、食事は”品質重視”で外食も高めのお店へ
- ・ブランドのバッグや服は、給料前でもセールと聞けば即購入
- ・「古いのは恥ずかしい」と、ローンを組んで新車や高級車へ
- ・「今月ピンチ」と言いながら、カードローンで日々の買い物を補填
悪意があるわけじゃないんですよね。ただ、「お金がない」と「高いものを買う」の矛盾に、本人がまったく気づいていないんです。
今日は、この”矛盾のループ”に陥る理由と、私がそこからどうやって抜け出そうとしているかを、正直にお話しします。
毎日仕事して、育児して、家事して……本当にお疲れ様です。
「こんなにがんばってるんだから、美味しいものくらい食べていいじゃない」
この気持ち、すごくわかります。私も以前はそう思っていました。でもふと気づいたんです。「ご褒美」が週1回じゃなくて、毎日になっていませんか?
毎日のご褒美は、もはや”ご褒美”ではなく
「習慣的な支出」です。
自分を労わる気持ちは大切。でも、それが家計の大きな穴になっていないか、一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
「安いものはすぐ壊れる。長い目で見れば高いほうが得」——確かにそういう場面もあります。でも、この考え方がすべての消費に適用されていませんか?
食材は国産・無添加じゃないとダメ。服はブランドじゃないと格好悪い。車は古いのに乗ってたら恥ずかしい……。
この”こだわり”が積み重なると、毎月の支出は「必要だから」ではなく「プライドや見栄を守るために」膨らんでいきます。必要性ではなく感情が消費を決めている状態、といえるかもしれません。
カードローン、リボ払い、クレジットの分割払い。今すぐ手元からお金が出ていかないから、「使った」という実感が薄いんですよね。
でも現実には、来月・再来月の給料から確実に引かれていく。借金は「未来の自分のお金」を前借りしているだけで、現在の痛みがないから気づきにくいだけです。
「お金がない」と毎月感じる人の多くは、実は収入が少ないのではなく、知らず知らずのうちに未来の収入を食いつぶしているケースが多いと私は思っています。
「お金がない」と言いながら、職場や近所へのお菓子の差し入れやプレゼントを頻繁にする——こんな方もいませんか?
本人に悪気はまったくありません。むしろ「人に喜んでほしい」「良い関係を保ちたい」という優しさから来ている。だから余計に自分でも気づきにくい。
「人への優しさ」という感情が、
支出の判断を上書きしてしまっている。
本当に余裕のある人が人に与えられる。まず自分の家計を整えることが、長く優しくし続けるための土台になります。この「配り物消費」については、次の記事でさらに深く掘り下げています。
正直に言います。私も数年前まで「もっと稼げれば楽になる」とばかり思っていました。
でも、収入が増えても生活水準が上がるだけで、手元に残るお金はあまり変わらなかった。いわゆる「生活費のインフレ」という罠に、まさにはまっていました。
いろんなお金の本や記事を読み漁るうちに、こんな考え方に出会いました。
経済的自由とは、生活費を下げて、
資産から得られる収入(資産所得)を増やすことで近づくもの。
これが私にとって、本当に目から鱗でした。収入を増やすことより、支出を減らすほうが、効果が早くて確実なんです。
収入を月1万円増やすのは大変でも、固定費を月1万円削減するのは、一度やってしまえば毎月自動的に1万円が浮き続ける。10年で120万円、20年で240万円の差になります。
我が家が実際にやってみた固定費の見直しをご紹介します。完璧ではないですが、一つひとつ取り組んでいます。
大手キャリアのまま使っていた3回線(私+長女+次女)を、全員格安SIMに変更しました。月々の通信費が約1万5千円→約4千円に。年間で約13万円の削減です。
最初は「速度が落ちたら嫌だ」と言っていた中3の長女も、今では「全然問題ない」と言っています(笑)。データ通信がメインなら格安SIMで十分なことが多いです。
「なんとなく入ってた」保険を全部リストアップして、本当に必要なものだけに整理しました。特に貯蓄型の保険を解約して、その分を積立投資に回したのが一番大きかったです。保険は保障のため、貯蓄は投資で育てると役割を分けることで、コストが大幅に下がりました。
毎月自動で引き落とされているサービスを全部書き出してみたら、月々4,000円近く”なんとなく”払い続けていたことに気づきました。動画サービスは家族で1つに統一し、使っていないアプリの有料プランは全解約。
「使っているか怪しいまま続けているサブスク」が、
一番もったいない支出です。
電気とガスを同じ会社にまとめてセット割を適用。月々約1,500円の削減。小さく見えても年間1万8千円、10年で18万円です。
- ①格安SIM乗り換え:年間 約13万円削減
- ②保険の見直し:貯蓄型解約→積立投資へ
- ③サブスク棚卸し:月々 約4,000円削減
- ④電力・ガスまとめ:月々 約1,500円削減
固定費の削減って、「我慢する節約」とは少し違います。
「使っていないのに払っている」「本当は必要ないのに続けている」——そういう支出に気づいて、丁寧に手放していくことです。好きなものや本当に価値を感じるものへの消費は残していい。ただ、「なんとなく」「習慣で」「見栄で」払っているお金を見直すのが最初の一歩です。
先日、中1の次女が「コンビニに毎日寄るのをやめたら、お小遣いが残るようになった」と報告してくれました。
大人がやるべきお金の見直しと、まったく同じことを
子どもが自分で気づいてやっていた。
お金の本質って、年齢関係ないんだなと感じた瞬間でした。
「お金がない」と嘆く前に、一度だけ自分の支出を振り返ってみてください。
- 「ご褒美消費」が毎日の習慣になっていないか確認する
- 「品質へのこだわり」が見栄・プライドになっていないか問い直す
- カードローンや分割払いは「未来の自分のお金の前借り」と意識する
- 「人への配り物」も同じ構造——自分の余裕を整えてから与える
- 収入を増やす前に、固定費の「漏れ」を止めることが最優先
- 節約とは我慢ではなく、不要な支出に気づいて手放すこと
収入を上げるのには時間がかかる。でも固定費の削減は、今日からでも始められます。私もまだまだ道半ばですが、少しずつ「経済的な余白」が生まれてきたことをじんわりと実感しています。同じように「お金どうにかしたい」と思っているワーママさんの参考に、少しでもなれたら嬉しいです。

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