「ダメ」って言い続けるのも違う気がする。かといって全部自由にしていいわけでもない……。
中学生の子どものお金の使い方、どこまで口を出せばいいんだろう。その答えが出ないまま、うちはずっと試行錯誤してきました。
でも気づいたことがあって。「禁止する」でも「放任する」でもなく、「一緒に考える」——この第三の道が、いちばん子どもに届く気がしています。
「使いすぎる子」も「何も買えない子」も、
判断軸がないことが共通の原因。
どちらも責める問題じゃないんです。
- ✓「消費・浪費・投資」を会話のきっかけに使う方法
- ✓カフェ・スキンケア・ライブ・メルカリ、4つのリアル場面
- ✓「ダメ」より効く、たった一言の質問
- ✓失敗しても責めない関わり方のコツ
長女にお金の話をするとき、私がゆるく使っている考え方が「消費・浪費・投資」の3つの分類です。
| 種類 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 消費 | 生活に必要な支出 | 食費・交通費・学用品 |
| 浪費 | なんとなく使って後悔するもの | 衝動買い・なんとなくのコンビニ |
| 投資 | 将来の自分につながる使い方 | 体験・人間関係・勉強・本 |
これを「あなたの使い方は浪費だ!」と責めるために使うのではなくて、「これって消費?それとも投資かな?」と会話を始めるきっかけにしています。
中学生は自分で答えを出したいんですよね。だからこちらが先に正解を言ってしまうより、「どう思う?」って聞くほうが何倍も伝わる気がしています。
「どう思う?」のひと言が判断力を育てる。
1,500円
2,000円
8,000円
グッズを売る
長女が友達と出かけて1,500円使ったとき、正直「高いな……」って思いました。でも、何も言わずに帰宅後にさらっと聞いてみました。
それだけです。説教なし。本人が「価値があった」と言えるなら、それはちゃんとした使い方です。むしろ、友達との時間にお金を使うことに罪悪感を感じてほしくないというのが私の本音です。
「これ買いたい」と長女が見せてきたのは、インスタで話題のスキンケア。2,000円。
正直、私も「1週間待ってる間に忘れるだろう」と思っていました(笑)。でも本当に調べてきて「やっぱり買いたい」と言ってきたこともあって、そのときは素直に「いいね」と言いました。
「衝動買いかどうか」って、1週間待つだけでわかるんですよね。逆に「調べたら別にいらないや」と自分で言い出すことも多くなりました。
「ライブ行きたい、チケット8,000円」と言ってきたとき、私の最初の反応は「え、高い……」でした。でもそこで「高い」と言っても、関係がぎくしゃくするだけなので。
「行っちゃダメ」じゃなくて「どうしたら行ける?」に変えるだけで、会話の温度が全然変わります。自分で計算して、自分で「コンビニ減らす」と言い出したのが長女でした。私は何も言っていない。
| 目標 | 残り期間 | 必要な月貯蓄額 | 長女の作戦 |
|---|---|---|---|
| ライブチケット 8,000円 | 3ヶ月 | 約2,700円/月 | コンビニを週1回に減らす |
「目標から逆算して考える」って、教えようとしなくても、こういう会話の中で自然と身につくんだと思いました。
「もう遊ばなくなったおもちゃとキャラクターグッズ、売ってもいい?」と長女が言い出したのは去年の秋ごろ。私がフリマ販売をやっていたこともあって、「じゃあ一緒にやってみよう」と乗っかりました。
| ステップ | やったこと | 身についたこと |
|---|---|---|
| 出品前 | 相場を調べ、写真を撮り直し、説明文を書く | 価格と需要の関係、見せ方の工夫 |
| 売れたとき | 送料・手数料を引いて利益を計算 | 利益の概念、コストの意識 |
| 売れなかったとき | 原因を自分で考えて値段を調整 | PDCAの思考、改善する習慣 |
このとき長女が言ったんです。
物の価値を見極める目、相場を読む感覚、試してダメなら改善する考え方——全部この体験から生まれました。私が「教えよう」としたわけじゃなかったのに。
- 1否定しない。でも「どう思う?」と一緒に考える
- 2失敗しても「どうだった?」と聞くだけ。責めない
- 3親の正解を押しつけない。本人が気づくまで待つ
- 4「ダメ」より「どうしたらできる?」に言い換える
子どもって、ちゃんと聞いてるんですよね。聞いてないふりをしながら。
毎回うまくいくわけじゃないです。「またその話?」ってため息をつかれることもある。それでもまたしばらくして、ふとした瞬間に「あのとき言ってたやつってこういうことか」と言ってきたりする。
対話の積み重ねは、きっと将来の判断力になっていきます。
- 禁止でも放任でもなく、「一緒に考える対話」が第三の道
- 「消費・浪費・投資」は責めるためでなく、会話のきっかけに
- 「価値あった?」「どうしたらできる?」の一言で十分
- メルカリ体験は価値の見極め・PDCA・お金の稼ぎ方を自然に学べる
- 失敗も含めて「どうだった?」と聞き続けることが判断力を育てる
お金のことって、難しく考えなくていい。まずは今日、子どもとちょっとだけ話してみましょう。

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