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娘たちがメルカリで、思い出のおもちゃを売った日

娘がメルカリで、初めて自分のおもちゃを売った日

保育園のころ、祖父母が買ってくれた、キャラクターのおもちゃパソコン。
娘たちが大きくなって、もう使わなくなったそれを、長女と次女がふたりで協力して、メルカリで売ってみることになりました。
売れるまでの数週間は、どんなお金のドリルより、ずっと深い学びになった気がします。
今日は、わが家のメルカリにまつわる、ちょっといい話です。

❧ ✿ ❧

おはようございます。うたです。中3・中1・小3の娘3人を育てています。

最初は、まったく売れなかった

意気込んで出品したものの、待てど暮らせど、売れない。
「なんで売れないんだろう?」——娘たちは、最初の壁にぶつかりました。

そこで、ふたりで原因を考えてみることに。
出てきたのは、こんな反省でした。

  • 値段が、ちょっと高すぎたかもしれない
  • 写真が、なんだかイマイチで魅力が伝わらない

「売りたい値段」と「買ってもらえる値段」は、違う。
このあたりまえのことに、自分たちで気づいていく姿が、私には新鮮でした。

「買う人の気持ち」を、想像してみる

値段と写真を見直しながら、娘たちは少しずつ、”買う人の立場”を考えるようになっていきました。

  • 箱があると、もっと高く売れるらしい → 家じゅうを探して、箱を見つけ出した
  • 使うのは小さい子。だから、できるだけきれいに拭いて、清潔にした
  • クリスマスシーズンだったので、「子どもへのプレゼントかも」と考え、受け取りやすい配送の時間や場所を提案した

そして、いちばん感心したのが、次女のアイデアでした。
そのおもちゃは、電源を入れるとキャラクターがしゃべる仕組み。名前を登録すると、その名前を呼んでくれるんです。
次女は、そこに「ありがとう」という言葉を登録しました。買ってくれた子が電源を入れたら、キャラクターが「ありがとう」と話しかけてくれるように。

商品説明にも、ひとことメッセージを添えて。
「売る」というより、「次に使う子に、気持ちよく受け取ってほしい」。そんな思いが、だんだん前に出てきたんです。

売れた。そして、届いたひとこと

工夫を重ねたおもちゃパソコンは、ついに買い手が見つかりました。
そして取引のあと、購入してくれた方から、こんな評価コメントが届いたんです。

お名前登録「ありがとうちゃん」と音声を聞いて、とてもほっこりしました! 諸々お心遣い嬉しかったです。迅速&丁寧なご対応いただき、ありがとうございました。

このコメントを読んだとき、長女と次女は、それはもう、すごく喜んでいました。
自分たちの工夫と気持ちが、知らない誰かにちゃんと届いた。その手応えが、嬉しかったんだと思います。

手元に残ったのは、680円

さて、ここからが、お金の話です。
「1,700円で売れた!」と大喜びの娘たち。でも、実際に手元に残ったお金は、ちょっと違いました。

商品代金¥1,700
販売手数料− ¥170
配送料− ¥850
手元に残った利益¥680

1,700円で売れても、手数料と送料を引くと、残るのは680円。
「えっ、そんなに引かれるの!?」と、娘たちは目を丸くしていました。
稼ぐって、こういうことなんだ——。値段の数字と、手元に残る数字は違う。これを身をもって知れたことが、私はいちばんの収穫だったと思っています。

でも、その680円は、ただの680円じゃありませんでした。
売れない原因を考えて、買う人の気持ちを想像して、工夫して、心を込めて。その全部の先にある680円だったから。
金額以上のものを、娘たちは受け取った気がします。

お金を稼ぐって、ただ物を手放すことじゃないんですね。
相手の立場を想像して、ちょっとした心遣いを重ねること。そして、その心遣いは、ちゃんと相手に伝わるということ。
メルカリの小さな取引が、それを娘たちに——そして私に——教えてくれました。

あなたのお子さんにも、「自分で売ってみる」体験、いつかさせてみませんか。
きっと、親が思っているよりずっと多くのことを、子どもは自分で学び取ってくれます。
今日も読んでくれて、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

もうすぐ50歳。3姉妹(小3・中1・中3)のお母さん。本業は動物研究員、元ケアマネジャー。老後のお金が足りないという現実を間近で見てきたから、わが子には早いうちからお金と向き合ってほしくてこのブログを始めました。失敗しながらも、正直に綴っていきます。

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