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「毎月は黒字なのに貯まらない」犯人は、家計簿の外にいた

朝の食卓に置かれた、手書きの表が書かれたノートと電卓、重なったレシートとマグカップ

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毎月の収支は、合っているんです。

赤字にもしていない。それなのに、年末になると必ず足りなくなる。

何年も、その理由がわかりませんでした。

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おはようございます。うたです。中3・中1・小3の娘3人を育てています。

今日は、家計簿に入れていなかったせいで、ずっと見えていなかったお金の話です。

目次

問題の本質:家計簿はつけていた。それでも年末に足りなくなる

ずっと、家計と向き合えていませんでした。

共働きで、それなりに収入はあるのに、節約節約で。貯金がまったくできていないわけじゃない。地味に、少しずつは溜まっている。

でも、これでいいのかな、とずっとモヤモヤしていました。

家計簿アプリを入れたのも、何度目か数えるのが嫌になるくらいです(笑)

最初の1週間だけ張り切って入力して、気づいたら開かなくなっている。

向き合いたくなかったんです、本当は。ちゃんと見たら、自分のだらしなさが数字になってしまいそうで。

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そして毎年、同じことが起きます。

毎月の収支は合っているはずなのに、年末になるとお金が足りない。

家計簿を見返しても、どこにも無駄づかいが見つからない。だから余計に、自分が悪いような気がしていました。

犯人は「毎月はかからない出費」だった

あるとき、やっと気づきました。

車検。固定資産税。帰省の交通費。子どもの誕生日プレゼント。クリスマス。学費。

毎月かかるわけじゃないから、家計簿に入れていなかったんです。

入れていないものは、見えません。見えないから、無駄づかいも見つからない。当たり前でした。

これを「特別費」と呼ぶことを、あとから知りました。

解決のヒント:1年分を書き出して、12で割る

①わが家の特別費を、全部並べてみた

それで、1年でかかる分を全部書き出して、12で割ってみました。

特別費の例年間月割り
車検等(普通車・軽自動車)100,000円8,300円
帰省・家族旅行100,000円8,300円
学費50,000円4,200円
被服・日用品の買い替え70,000円5,800円
クリスマス・誕生日30,000円2,500円
合計350,000円約29,000円

ここで正直に書いておきたいことがあります。

特別費に、決まった平均額はありません。家族の人数も、車の台数も、子どもの学年も、家によって全部違うからです。「特別費の平均は◯◯円」と書いてある記事もありますが、調べてみると出典が見当たりませんでした。

だからこの表は、あくまでわが家の場合です。

目安になりそうな公的な数字なら、いくつかあります。文部科学省の「子供の学習費調査」では、公立中学校の学校教育費が年間で約15万1千円。総務省の家計調査では、被服及び履物が二人以上の世帯で月10,063円(2025年平均・平均世帯人員2.87人)でした。

比べて安心するためというより、自分の家で書き出すときの手がかりとして。

※金額はご家庭で書き出してみてください。出典:文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」/総務省「家計調査 2025年平均」

②足りなかったのは、月29,000円だった

月29,000円。

毎月の家計が合っていたのは、当たり前でした。この29,000円を、どこにも数えていなかったんですから。

「今月赤字になった」の正体が、やっとわかりました。私は毎月、29,000円足りないまま暮らしていたんです。

特別費だけの口座を作り、給料日の翌日に自動で移す

やったことは単純です。

普通口座とは別に、特別費用の口座を作りました。そこへ、給料日の翌日に29,000円が自動で移るように設定しただけです。

車検の月に慌てることが、なくなりました。

正確には、車検の請求が来ても「もう払ってある」という感覚になった、という言い方が近いかもしれません。実際には11か月かけて少しずつ払っていたわけですから。

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この「仕組みにしてしまう」考え方は、以前読んだ『本当の自由を手に入れる お金の大学』(両@リベ大学長・朝日新聞出版)で知りました。意志ではなく仕組みで管理する、という考え方が、この本を読んでからやっと腑に落ちました。

ちなみに、毎月かかる固定費のほうを削った話と、毎日の生活費を使いすぎない仕組みの話は、それぞれ別の記事に書いています。特別費と組み合わせると、家計の全体が見えるようになります。

▶ 固定費を削った話はこちら
「お金がない」のに高いものを買い続ける矛盾に気づいた話
▶ 毎日の生活費の仕組みはこちら
「あといくら使える?」に、即答できるようになった話

想定外:金額ではなく、前提を間違えていた

仕組みができて、安心していました。

表には「学費」の欄も、ちゃんとあります。年50,000円。書き忘れていたわけではありません。

ただ、その金額には前提がありました。

公立高校に行く前提です。

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今年の夏、中3の長女が高校の体験入学に行きました。

帰ってきた娘が選んだのは、私立でした。

それ自体は、いい選択だと思っています。本人が自分で見て、自分で決めたんですから。

でも、家計のほうはそうもいきませんでした。

私の表が、その日から使えなくなったんです。

金額の計算を間違えたわけではありません。前提を間違えていました。

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数えてみると、ほかにも増えていました。

去年の3月に納めた模擬試験代が26,000円。テキスト代が13,000円。合わせて約4万円。去年までは1円もかかっていなかった項目です。

公立高校の説明会でもらった資料には、こう書いてありました。

入学までに約25万円程度の費用が掛かります

入学金、校納金、教育振興費、PTA入会金、同窓会費。制服。教科書。体操服。上履き。通学カバン。ひとつひとつは大きくありません。でも全部まとめて3月に来ます。

私が1年かけて積み立てた35万円が、入学の月だけで消える計算です。

そして私立なら、これよりさらに増えます。調べてみると、私立は入学時の総額を公式に出していないことが多く、正確なところは合格後の説明会まで分かりませんでした。

さらに資料には、入学して10月ごろから修学旅行の積立が始まる、とも書いてありました。今年度の2年生は、その積立が13万円だったそうです。

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ここでようやく気づきました。

前提を決めるのは、私じゃなかった。

どこの高校に行くか。部活を続けるか。何人が同時に進学するか。全部、私が決められることではありません。

それなのに私は、自分で決めた前提のまま、1年間積み立てていました。

車検代も上がっていた。特別費は毎年同じではない

受験だけではありませんでした。

調べてみたら、2026年4月から車検の法定手数料が値上げされていました。物価と人件費の高騰が理由だそうです。さらに自賠責保険料も、11月から約6%上がる予定とのこと。

表に書いた「車検等 100,000円」も、去年の金額です。

去年と同じ額を積み立てていたら、今年は足りない。

当たり前のことなんですが、私はまったく考えていませんでした。一度書き出したら、それで終わりだと思っていたんです。

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結局また、1年分を書き出し直すことになりました。

受験の年の分を足して、車検代を今年の額に直して。紙とペンで、また30分です(笑)

書き直した表が、これです。色の違う2行が、今年から増えた分です。

書き直した特別費年間月割り
車検等(普通車・軽自動車)100,000円8,300円
帰省・家族旅行100,000円8,300円
学費(授業料・学年費)50,000円4,200円
被服・日用品の買い替え70,000円5,800円
クリスマス・誕生日30,000円2,500円
受験費用(模試・テキスト)39,000円3,300円
入学の一時金(入学金・制服・教材など)250,000円20,800円
合計639,000円約53,000円

※入学の一時金は、公立高校の資料にあった「約25万円」で置いています。私立ならさらに増えます。

月29,000円だったものが、月53,000円になりました。ほぼ倍です。

正直、書き出したときは固まりました。こんな金額、毎月は出せません。

それでも、見えていなかったころよりはましだと思っています。足りないと分かっていれば、どこかを削るか、間に合わないと諦めるか、少なくとも選べます。

見えないまま3月を迎えるのが、いちばん怖い。

まとめ:貯まらないのは、だらしないからじゃなかった

特別費を分けてから、通帳を見るのが怖くなくなりました。

劇的に変わったわけじゃありません。収入が増えたわけでもない。ただ、見て見ぬふりをしていたお金と、普通に向き合えるようになった。それだけです。

でも、それだけで十分でした。

家計と向き合えなかったのは、だらしないからではありませんでした。毎月かからないお金を、数えていなかっただけです。

そしてもうひとつ、今年わかったことがあります。特別費は、一度書き出して終わりではありませんでした。子どもが進級すれば増えるし、値上がりもする。毎年、書き直すものだったんです。

もし今、毎月は黒字なのに貯まらないという方がいたら。一度、1年分の特別費を書き出してみてほしいです。紙とペンで、30分あれば終わります。

私の場合、そこに月29,000円が隠れていました。

あなたの家では、1年でどれくらいになりそうですか。

この記事で気づいたこと
  • 毎月かからない出費は、家計簿に入れていなければ存在しないのと同じ
  • 年間で書き出して12で割ると、足りなかった金額がそのまま出てくる
  • 意志で貯めるのをやめて、別口座へ自動で移す仕組みにした
  • 受験の年も値上がりもある。特別費は毎年書き直すものだった
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この記事を書いた人

もうすぐ50歳。3姉妹(小3・中1・中3)のお母さん。本業は動物研究員、元ケアマネジャー。老後のお金が足りないという現実を間近で見てきたから、わが子には早いうちからお金と向き合ってほしくてこのブログを始めました。失敗しながらも、正直に綴っていきます。

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