「パスワードは、ちゃんと管理しているから大丈夫」
そう思っていました。
でも、AI時代のセキュリティについての動画を2本見て、考えが少し変わりました。大丈夫かどうかは、私ががんばるだけでは決まらないようなのです。
おはようございます。うたです。中3・中1・小3の娘3人を育てています。
今日は、わが家のお金と情報の守り方を点検してみたら、できていたことと、まだだったことがはっきりした、という話です。
問題の本質:「漏らさない」は、もう自分では決められない
大きな会社や役所から個人情報が漏れた、というニュースを、よく目にするようになりました。
動画を見て、私はこう理解しました。これまでは、会社のシステムに入り込むには、腕のいい専門家が必要でした。ところが今は、AIがシステムの弱いところを自動で探せるようになってきた。攻める側の手間が、ぐっと減っている、という話でした。
むずかしい話に聞こえますが、私たちに関係があるのは、ここからです。
私の名前や住所、メールアドレス、パスワードは、私のスマホの中だけにあるわけではありません。買い物をしたお店、登録したサービス、それぞれの会社の中にも置いてあります。
つまり、私がどれだけ気をつけていても、預けた先から漏れることがあります。
「漏らさないようにする」は、もう自分ひとりでは決められない。
だとしたら、考える順番を変えたほうがいい。動画を見て、いちばん残ったのはそこでした。
なぜ「気をつけている」だけでは足りないのか。3つの理由
①漏れるのは、自分のスマホからとは限らない
さきほど書いたとおりです。家の鍵をしっかりかけていても、合鍵を預けた先でなくされたら、防ぎようがありません。
そして、同じパスワードをあちこちで使っていると、1か所で漏れただけで、ほかの場所の鍵も一緒に開いてしまいます。使い回しがこわいのは、ここです。
②退会しても、情報が消えるとは限らない
これは知りませんでした。
使わなくなったサービスを退会すると、自分の情報は消えるものだと思っていました。でも実際には、画面から見えなくなるだけで、会社の中にはデータが残っていることがあるそうです。
退会は、しないよりしたほうがいい。ただ、「退会したから安心」とまでは言えない、ということです。
③だます側の文章が、上手になっている
昔の迷惑メールは、日本語がどこかおかしくて、ひと目でわかりました。
今は、本物と見分けがつかないものが届きます。お店の名前も、ロゴも、文面も、それらしく作ってあります。
「あやしいメールは開かない」という対策は、あやしく見えることが前提でした。その前提が、くずれてきています。
点検してみたら、できていたのは3つだった
こわがっていても仕方がないので、まず今の自分を点検してみました。
できていたのは、この3つです。
1つ目は、パスワード管理アプリを使っていること。サービスごとに違う、長くてでたらめなパスワードを作って、覚えておいてくれるアプリです。私が覚えているのは、そのアプリを開くための1つだけです。
2つ目は、メールの迷惑メール機能にまかせていること。あやしいメールの多くは、私の目に入る前に別の箱へ分けられています。
3つ目は、2段階認証です。パスワードを入れたあとに、スマホに届く番号などをもう一度入れる仕組みのことです。メール、買い物、ブログの土台になっているところなど、大事な場所に設定しています。この秋に、自分で設定を足したところもあります。
玄関にたとえると、鍵を家ごとに変えて、のぞき穴をつけて、鍵を二重にした、というところでしょうか。
ここまでは、やっていました。
解決のヒント:まだだった5つを、やる順に並べた
動画を見て、私が受け取った考え方は、こうです。
「漏れないようにする」から、「漏れても被害が小さくてすむようにする」へ。
この目で見直すと、まだやっていなかったことが5つありました。効果が大きそうな順に並べます。5つとも、もう済ませました。
| 順 | やること | 家にたとえると |
|---|---|---|
| 1 | パスワード管理アプリの点検機能を開く | 古い合鍵が残っていないか数える |
| 2 | カードと銀行の「利用のお知らせ」をオンにする | 入られたらすぐ鳴るブザーをつける |
| 3 | まだ2段階認証にしていない大事な場所を確かめる | 二重鍵をつけ忘れた扉を探す |
| 4 | 緊急用の控えを、紙で保管する | 自分が締め出されないための予備の鍵 |
| 5 | メールのリンクから入らない | 訪ねてきた人の案内には、ついて行かない |
少しだけ補足します。
1の点検機能は、使い回しているパスワードや、どこかで漏れたことがわかっているパスワードを、一覧で教えてくれるものです。全部を一度に直そうとしなくて大丈夫で、まずは赤く出たものから変えればいいそうです。
2のお知らせは、カードが使われたり、口座からお金が動いたりしたときに、すぐメールやアプリに届く設定です。身に覚えのない利用に、その日のうちに気づけます。
3は、私の場合、スマホそのもののアカウントと、家計簿アプリでした。家計簿アプリは銀行やカードとつながっているので、金庫の場所を全部知っている帳面のようなものです。ここが抜けていたので、設定しました。
4は、スマホをなくしたり壊したりしたときの備えです。紙に印刷して、しまっておきます。写真に撮ったり、スマホのメモに書いたりすると、控えの意味がなくなってしまいます。
5は、道具ではなく習慣の話です。「お店からです」とメールが来ても、その中のリンクは押さない。いつも使っているブックマークや、パスワード管理アプリから開きます。
ひとつ、知っておくと心強いことがあります。パスワード管理アプリは、偽物のサイトではパスワードを自動で入れてくれません。「あれ、今日は入力されないな」と思ったら、それが偽物の合図になります。
人の目はだまされても、道具はサイトの住所で見分けている。
できていた3つに満足していましたが、並べてみると、お金にいちばん近いところほど手つかずでした。
今日からできること:まず「点検ボタン」を1回押す
5つ全部を一度にやろうとすると、気が重くなります。
最初の1つにするなら、1番です。点検機能を開くだけなら、何も変えなくていいからです。開けば、次に直すものが画面に出てきます。何からやるかを、自分で考えなくてすみます。
パスワード管理アプリを使っていない方は、まず「メール」と「お金にかかわる場所」だけ、ほかと違うパスワードにするところからでもいいと思います。メールは、ほかのサービスのパスワードを作り直すときの入口になっているので、ここが破られると全部につながります。
うちには、スマホを持っている娘もいます。大人の私でも見分けがつかないメールが届くのですから、子どもにとってはなおさらです。
むずかしい設定の話は、子どもにはまだ早いかもしれません。でも、5番だけは年齢に関係なく伝えられます。
「届いたリンクは押さない。自分で開きに行く」
これなら、ひとことですみます。
まとめ:目指すのは「漏れない家」より「漏れても崩れない家」
お金を増やす話は、これまで何度か書いてきました。でも、不正に使われることから守る話は、してきませんでした。
貯めるのには何年もかかります。なくなるのは、一瞬です。
完璧に守ることはできません。それは、私がだらしないからではなく、そういう時代になったからです。
だから、漏れない家を目指すのではなく、漏れても崩れない家にしておく。
鍵を家ごとに変える。二重にする。ブザーをつける。予備の鍵は紙でしまう。届いた案内にはついて行かない。
やることは、玄関の戸締まりとあまり変わりませんでした。
私は、この5つを済ませました。
ただ、思ったより手間はかかりました。パスワード管理アプリに保存していたものが古いままで、ログインできず。変更や認証をやり直して、アプリに登録し直すまでに時間がかかりました。
家事や子どものことで毎日やることがある中、ログインのところでつまずくと、「今日はもう、ここまでにしたい」と思ってしまいます。
管理アプリに入れておけば安心、と思っていましたが、中身を最新にしておくことも大事なんですね。少し面倒でしたが、いざ必要なときに慌てないためにも、今回確かめておいてよかったです。
まずは、カードや銀行の「利用のお知らせ」は、オンになっていますか?
参考にした動画
・PIVOT 公式チャンネル「【情報漏洩は「まだ序の口」】「AI対AI」の迎撃体制に移行すべき/企業がすべきAI対策/政府のAI対策フランスとの違い/中国製AIモデルの選択肢は?/チームみらい・安野貴博【PIVOT TECH】」
・両学長 リベラルアーツ大学「【時短ライブ】不正アクセス世界で急増。デジタル庁やえきねっとからも。どんどん漏れるよ個人情報。どう対応する?」
※この記事は、動画を見て私が理解したことと、わが家でやったことをまとめたものです。くわしい内容は、動画でご確認ください。

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