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パスワードは「漏れる前提」で。わが家のお金の守り方を点検した

木のテーブルの上に置かれた家の鍵が1本

「パスワードは、ちゃんと管理しているから大丈夫」

そう思っていました。

でも、AI時代のセキュリティについての動画を2本見て、考えが少し変わりました。大丈夫かどうかは、私ががんばるだけでは決まらないようなのです。

❧ ✿ ❧

おはようございます。うたです。中3・中1・小3の娘3人を育てています。

今日は、わが家のお金と情報の守り方を点検してみたら、できていたことと、まだだったことがはっきりした、という話です。

目次

問題の本質:「漏らさない」は、もう自分では決められない

大きな会社や役所から個人情報が漏れた、というニュースを、よく目にするようになりました。

動画を見て、私はこう理解しました。これまでは、会社のシステムに入り込むには、腕のいい専門家が必要でした。ところが今は、AIがシステムの弱いところを自動で探せるようになってきた。攻める側の手間が、ぐっと減っている、という話でした。

むずかしい話に聞こえますが、私たちに関係があるのは、ここからです。

私の名前や住所、メールアドレス、パスワードは、私のスマホの中だけにあるわけではありません。買い物をしたお店、登録したサービス、それぞれの会社の中にも置いてあります。

つまり、私がどれだけ気をつけていても、預けた先から漏れることがあります。

「漏らさないようにする」は、もう自分ひとりでは決められない。

だとしたら、考える順番を変えたほうがいい。動画を見て、いちばん残ったのはそこでした。

なぜ「気をつけている」だけでは足りないのか。3つの理由

①漏れるのは、自分のスマホからとは限らない

さきほど書いたとおりです。家の鍵をしっかりかけていても、合鍵を預けた先でなくされたら、防ぎようがありません。

そして、同じパスワードをあちこちで使っていると、1か所で漏れただけで、ほかの場所の鍵も一緒に開いてしまいます。使い回しがこわいのは、ここです。

②退会しても、情報が消えるとは限らない

これは知りませんでした。

使わなくなったサービスを退会すると、自分の情報は消えるものだと思っていました。でも実際には、画面から見えなくなるだけで、会社の中にはデータが残っていることがあるそうです。

退会は、しないよりしたほうがいい。ただ、「退会したから安心」とまでは言えない、ということです。

③だます側の文章が、上手になっている

昔の迷惑メールは、日本語がどこかおかしくて、ひと目でわかりました。

今は、本物と見分けがつかないものが届きます。お店の名前も、ロゴも、文面も、それらしく作ってあります。

「あやしいメールは開かない」という対策は、あやしく見えることが前提でした。その前提が、くずれてきています。

点検してみたら、できていたのは3つだった

こわがっていても仕方がないので、まず今の自分を点検してみました。

できていたのは、この3つです。

1つ目は、パスワード管理アプリを使っていること。サービスごとに違う、長くてでたらめなパスワードを作って、覚えておいてくれるアプリです。私が覚えているのは、そのアプリを開くための1つだけです。

2つ目は、メールの迷惑メール機能にまかせていること。あやしいメールの多くは、私の目に入る前に別の箱へ分けられています。

3つ目は、2段階認証です。パスワードを入れたあとに、スマホに届く番号などをもう一度入れる仕組みのことです。メール、買い物、ブログの土台になっているところなど、大事な場所に設定しています。この秋に、自分で設定を足したところもあります。

玄関にたとえると、鍵を家ごとに変えて、のぞき穴をつけて、鍵を二重にした、というところでしょうか。

ここまでは、やっていました。

解決のヒント:まだだった5つを、やる順に並べた

動画を見て、私が受け取った考え方は、こうです。

「漏れないようにする」から、「漏れても被害が小さくてすむようにする」へ。

この目で見直すと、まだやっていなかったことが5つありました。効果が大きそうな順に並べます。5つとも、もう済ませました。

順 やること 家にたとえると
1 パスワード管理アプリの点検機能を開く 古い合鍵が残っていないか数える
2 カードと銀行の「利用のお知らせ」をオンにする 入られたらすぐ鳴るブザーをつける
3 まだ2段階認証にしていない大事な場所を確かめる 二重鍵をつけ忘れた扉を探す
4 緊急用の控えを、紙で保管する 自分が締め出されないための予備の鍵
5 メールのリンクから入らない 訪ねてきた人の案内には、ついて行かない

少しだけ補足します。

1の点検機能は、使い回しているパスワードや、どこかで漏れたことがわかっているパスワードを、一覧で教えてくれるものです。全部を一度に直そうとしなくて大丈夫で、まずは赤く出たものから変えればいいそうです。

2のお知らせは、カードが使われたり、口座からお金が動いたりしたときに、すぐメールやアプリに届く設定です。身に覚えのない利用に、その日のうちに気づけます。

3は、私の場合、スマホそのもののアカウントと、家計簿アプリでした。家計簿アプリは銀行やカードとつながっているので、金庫の場所を全部知っている帳面のようなものです。ここが抜けていたので、設定しました。

4は、スマホをなくしたり壊したりしたときの備えです。紙に印刷して、しまっておきます。写真に撮ったり、スマホのメモに書いたりすると、控えの意味がなくなってしまいます。

5は、道具ではなく習慣の話です。「お店からです」とメールが来ても、その中のリンクは押さない。いつも使っているブックマークや、パスワード管理アプリから開きます。

ひとつ、知っておくと心強いことがあります。パスワード管理アプリは、偽物のサイトではパスワードを自動で入れてくれません。「あれ、今日は入力されないな」と思ったら、それが偽物の合図になります。

人の目はだまされても、道具はサイトの住所で見分けている。

できていた3つに満足していましたが、並べてみると、お金にいちばん近いところほど手つかずでした。

今日からできること:まず「点検ボタン」を1回押す

5つ全部を一度にやろうとすると、気が重くなります。

最初の1つにするなら、1番です。点検機能を開くだけなら、何も変えなくていいからです。開けば、次に直すものが画面に出てきます。何からやるかを、自分で考えなくてすみます。

パスワード管理アプリを使っていない方は、まず「メール」と「お金にかかわる場所」だけ、ほかと違うパスワードにするところからでもいいと思います。メールは、ほかのサービスのパスワードを作り直すときの入口になっているので、ここが破られると全部につながります。

うちには、スマホを持っている娘もいます。大人の私でも見分けがつかないメールが届くのですから、子どもにとってはなおさらです。

むずかしい設定の話は、子どもにはまだ早いかもしれません。でも、5番だけは年齢に関係なく伝えられます。

「届いたリンクは押さない。自分で開きに行く」

これなら、ひとことですみます。

まとめ:目指すのは「漏れない家」より「漏れても崩れない家」

お金を増やす話は、これまで何度か書いてきました。でも、不正に使われることから守る話は、してきませんでした。

▶ 値上がりからお金を守る話
レジで「あれ、高くなった?」と思ったら。子育て世代のためのお金の守り方

貯めるのには何年もかかります。なくなるのは、一瞬です。

完璧に守ることはできません。それは、私がだらしないからではなく、そういう時代になったからです。

だから、漏れない家を目指すのではなく、漏れても崩れない家にしておく。

鍵を家ごとに変える。二重にする。ブザーをつける。予備の鍵は紙でしまう。届いた案内にはついて行かない。

やることは、玄関の戸締まりとあまり変わりませんでした。

❧ ✿ ❧

私は、この5つを済ませました。

ただ、思ったより手間はかかりました。パスワード管理アプリに保存していたものが古いままで、ログインできず。変更や認証をやり直して、アプリに登録し直すまでに時間がかかりました。

家事や子どものことで毎日やることがある中、ログインのところでつまずくと、「今日はもう、ここまでにしたい」と思ってしまいます。

管理アプリに入れておけば安心、と思っていましたが、中身を最新にしておくことも大事なんですね。少し面倒でしたが、いざ必要なときに慌てないためにも、今回確かめておいてよかったです。

まずは、カードや銀行の「利用のお知らせ」は、オンになっていますか?

参考にした動画
・PIVOT 公式チャンネル「【情報漏洩は「まだ序の口」】「AI対AI」の迎撃体制に移行すべき/企業がすべきAI対策/政府のAI対策フランスとの違い/中国製AIモデルの選択肢は?/チームみらい・安野貴博【PIVOT TECH】」
・両学長 リベラルアーツ大学「【時短ライブ】不正アクセス世界で急増。デジタル庁やえきねっとからも。どんどん漏れるよ個人情報。どう対応する?」
※この記事は、動画を見て私が理解したことと、わが家でやったことをまとめたものです。くわしい内容は、動画でご確認ください。

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この記事を書いた人

もうすぐ50歳。3姉妹(小3・中1・中3)のお母さん。本業は大学の技術職、元ケアマネジャー。老後のお金が足りないという現実を間近で見てきたから、わが子には早いうちからお金と向き合ってほしくてこのブログを始めました。失敗しながらも、正直に綴っていきます。

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