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スマホのルールは決めていた。それでも防げなかったこと

夜のリビングのテーブルに、画面を下にして置かれたスマートフォンと充電ケーブル、閉じた本とマグカップ

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スマホのルールは、決めていました。

時間のことも、置き場所のことも、娘と話して決めたつもりでした。

それでも、防げないことがありました。

❧ ✿ ❧

おはようございます。うたです。中3・中1・小3の娘3人を育てています。

今日は、スマホのルールを決めていても足りなかった、という話です。

目次

問題の本質:時間を決めても、防げないことがある

長女にスマホを持たせたのは、中学1年生のときでした。

きっかけは部活の連絡です。集合時間の変更や、雨天の中止連絡が、グループで回るようになりました。持っていないと、情報が届きません。

本体代の半額は、本人に出してもらいました。その話は前に書いています。

▶ そのときの話はこちら
スマホ代を娘に負担してもらう問題?

持たせるにあたって、ルールも決めました。

わが家のスマホのルール
  • 年齢に合わせたフィルタリングをかける
  • 寝るときはリビングに置く(例外:試験前に早起きしたいときだけ、目覚まし用に寝室の足元に置いてよい)
  • 睡眠時間を削らない
  • 困ったことが起きたら、その都度ルールを見直す

3つ目は、1つ目や2つ目のためにあります。置き場所を決めているのも、結局はここに行き着くからです。睡眠時間が大事だという話は、その都度伝えてきました。

決めなかったこともあります。破ったときのペナルティです。

あとで紹介する本には、ペナルティも最初に決めておくといい、と書いてありました。そのほうがルールが機能する、と。理屈は分かります。

それでも決めませんでした。取り上げられると分かっていたら、困っても言ってこないと思ったからです。

この判断が正しかったのかは、今も分かりません。ただ、あとから起きたことを考えると、これでよかったのかなと思っています。

ここまでは、よくあるルールだと思います。私も、これで十分だと思っていました。

あるとき、私の耳にも入ってきた

グループLINEの中で、人のことを書く流れになった時期がありました。

そのことを、私は娘から聞いていません。

まわりから、私の耳にも入ってきたという形でした。

❧ ✿ ❧

あとから娘に頼んで、やりとりを見せてもらいました。

娘は、その話題には入っていませんでした。書き込んでもいませんでした。

それでも、無関係ではいられなかったようです。間に入る形になっていました。

スマホの中で交わされた言葉が、次の日の教室の空気を変える。画面の中で終わらないんだ、と思いました。

時間のルールでは、これは防げません。何時に置こうが、置いている間も、言葉は残り続けます。

私は、娘から聞いていなかった

持たせるときに、こう言っていたつもりでした。

「困ったことがあったら言ってね」

言ってありました。それでも、言われませんでした。

ルールは決めていた。それでも、私は知らなかった。

少し、こたえました。

隠されていたのかな、と思いました。信用されていなかったのかな、とも。

そのときは、そう受け取っていました。

解決のヒント:娘に伝えた3つのこと

やりとりを見せてもらったあと、娘と話しました。

叱ってはいません。娘は何も書いていませんでしたし、責める話ではないと思ったからです。

伝えたのは、3つです。

①人の評価は、そこに書かない

「今日楽しかった」も「疲れた」も、書いていいと思っています。友達とのやりとりを全部禁止するのは、たぶん無理です。私にもできません。

決めたのは、ひとつだけ。

人のことを、良いとも悪いとも書かない。

「あの子は〇〇だよね」は、褒めているつもりでも評価です。評価は、そこにいない人のことを決めつける形になりやすい。

②書いたものは、記録に残る

話し言葉は消えますが、文字は残ります。

しかも同じ言葉でも、人によって受け取り方が違います。冗談のつもりが冗談として届かないことがある。そして届かなかったほうの言葉が、そのまま残ってしまう。

これは大人の世界でも同じだと思っています。私自身、文字だけのやりとりで失敗したことがあります。

③伝えたいことがあるなら、直接話す

電話でもなく、できれば顔を見て。

面倒なようですが、いちばん誤解が少ない方法です。

❧ ✿ ❧

娘は、納得していました。反発もありませんでした。

そのときの私は、これで伝わったと思っていました。

でも娘は、もう自分で動いていた

話しているうちに、知らなかったことが出てきました。

娘は、間に挟まれていたようでした。両方から話を聞く位置にいた、ということです。

そして、どうやら誤解が混じっていると気づいていたらしく、直接話したほうがいいよ、と自分で促していたそうです。

私が何か教える前に、もう動いていました。

❧ ✿ ❧

それを聞いて、さっきまでの「話してくれなかった」という気持ちが、少し違うものに変わりました。

隠していたわけではなかったのかもしれない。自分でなんとかしようとしていたから、まだ言う段階じゃなかっただけなのかもしれない。

大人だって、そうですよね。職場で困ったことがあっても、自分で片づけられそうなうちは、誰にも言わない。

子どもにだけ「すぐ報告して」と求めるのは、少し勝手だったかもしれません。

ルールを決めるときに読んだ本

スマホのルールをどう決めるか迷っていたときに読んだのが、この本でした。

📕 本
子どものスマホ問題はルール決めで解決します
石田勝紀 著(主婦の友社)
親が一方的に決めるのではなく、子どもと一緒にルールを作る本です。決め方だけでなく、守れなかったときのペナルティ、あとから見直す条項、親の声のかけ方まで書かれています。「一度決めたら終わり」ではない、という考え方が、うちには合っていました。
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この本に「見直し条項」という考え方が出てきます。決めたルールを、あとから変えていいと最初に決めておく、というものです。

うちのルールの4つ目は、ここから来ています。今回のことがあってから、その意味がやっと分かった気がしました。

一方で、ペナルティのほうは取り入れませんでした。本のとおりにやれば、たぶんルールはもっと守られたと思います。ただ、わが家が欲しかったのは「守らせること」ではなかったので。

章立てを見ると、第5章が「SNSでトラブルになった話」でした。読んだときは他人事のつもりでいたのに、と少し苦笑いしました。

まとめ:時間だけ決めても、足りなかった

わが家のルールは、今も大きく変わっていません。

フィルタリングはかけたまま。寝るときはリビング。試験前だけ例外。

変えたのは、ルールではなく、話す内容のほうでした。

何時まで使うかと同じくらい、困ったときどうするか。

そして正直に言うと、「困ったら言ってね」は、たぶんこれからも守られません。

それでいいと思うことにしました。自分で動こうとしているなら、それは成長です。私が知るのは、あとからでいい。

ただ、ひとつだけ。

ひとりで抱えきれなくなったとき、「お母さんに言ってみようかな」と思ってもらえるかどうか。

それを決めるのは、ルールではないと思っています。決めるのは、困っていないときに、どれだけ話しているかのほうです。

今日の給食の話でも、テレビの話でもいい。何でもない話をしている相手にしか、大事な話はできないと思うので。

もうひとつ、意識していることがあります。

私のほうから、失敗した話をすること。

仕事でうまくいかなかったこと。言い方を間違えて、あとで後悔したこと。そういう話を、わりと普通にしています。この記事の途中にも書きましたが、私自身、文字だけのやりとりで失敗したことがあります。

そして、私が間違えたときは、子どもにもちゃんと謝ります。

「困ったら言ってね」と言いながら、自分は困った顔を見せない。間違えても謝らない。それだと、たぶん言いにくいです。

完璧な親には、相談しづらいと思うんです。

そこがいちばん、難しいのですが。

❧ ✿ ❧

正直に言うと、スマホを持たせるのはこわいです。同じようなことは、これからも起きると思います。

でもこれは、大人になれば誰でもぶつかる壁でもあります。文字だけのやりとりで誤解が生まれることも、書いた言葉が残ってしまうことも、職場に行けば普通にあります。

だとしたら、私がまだ隣にいるうちにぶつかったのは、悪いことではなかったのかもしれません。

今回のことは、どうすればよかったかを娘と一緒に考える機会になりました。ひとりで社会に出てから初めてぶつかるより、ずっといい。

同じことを、前にも書いた気がします。

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あなたのお子さんは、スマホで困ったことがあったとき、あなたに話してくれそうですか。

この記事で気づいたこと
  • ルールは、親が安心するために作っていた。守れる範囲は思っていたより狭い
  • スマホはリスクだが、大人になれば必ずぶつかる壁。隣にいるうちにぶつかったのは、むしろよかった
  • 大人だって、自分でなんとかできそうなうちは誰にも言わない。子どもにだけ「すぐ報告して」は勝手だった
  • 「お母さんに言ってみようかな」と思ってもらえるかは、ルールではなく、困っていないときの会話の量で決まる
  • 完璧な親には相談しづらい。だから私から失敗を話すし、間違えたら子どもにも謝る
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この記事を書いた人

もうすぐ50歳。3姉妹(小3・中1・中3)のお母さん。本業は大学の技術職、元ケアマネジャー。老後のお金が足りないという現実を間近で見てきたから、わが子には早いうちからお金と向き合ってほしくてこのブログを始めました。失敗しながらも、正直に綴っていきます。

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